アースルーリンドの騎士『二年目』 67 自習 9

流石のラナーンも

貴公子ローランデ相手だと…。

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ローランデがラナーンの前に立って、優しく語りかける。

「…ヤッケルと散々…剣の稽古をしていたろう?
今日は私が相手を務めるから…。
折角の君の腕を鈍らせたら、ヤッケルが元気に成った時、私が彼に怒られてしまう」

ラナーンは随分沈んで見えたけど…優しく声をかけられ、ローランデを見上げる。

優しげな…気品溢れる貴人…。

そして、こくん…。
と頷く。
「…俺…じゃ全然、あんたの相手に成りようが無いけど…」

けれどローランデは剣を、ラナーンの手に握らせる。
「さあ…!」

ギュンターはフィンスとレナルアンと並んで…それ迄落ち込んでいたラナーンが、二振り程のローランデの、ひやっ!とする剣を振り入れられて一気に、本気でかかっていく様を見た。

かん…!かんかんっ!

ラナーンは果敢に剣を、突き入れて突進していく。
ローランデはその剣を軽く横に弾きながら、後ろに下がる。

「……………………………」
ギュンターが見入ってると、レナルアンがぼやく。
「貴公子、全然本気じゃないな…」
フィンスがそれ聞いて、苦笑する。

けれど…ラナーンの攻撃の勢いを、ローランデは崩す事無く、時折勢いを断ち切る剣を、ローランデは入れる。

まるで…これは避けられる?これは…?
そう、剣で尋ねてるみたいに。




つづく。


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